開発プロダクトコミュニティ
小さなプロダクトを育てる庭仕事
佐藤 菜穂子🗓 2024年8月12日
コードを書くより、使い方を観察する時間が大事。庭の土を触るように、ユーザーの声をほぐす。
小さなプロダクトは、庭の苗に似ている。最初に広げすぎず、目の届く範囲で育てる。新しい機能を足すより、既存の動きを安定させる方が、ユーザーの安心につながる。
週に一度、使い方のスクリーンショットを集める。どのボタンが押されているか、どの文章が読み飛ばされているか。観察のメモを残し、次のアップデートの種にする。
コミュニティとの距離は「半歩」だけ近づく。オープンチャットではなく、月に一度の公開メモで十分。開発者の温度感を伝えつつ、生活のリズムを守るためだ。
庭仕事と同じで、季節に合わせて手入れを変える。問い合わせが増える春はドキュメントを整え、暑い夏は負荷対策に時間を割く。メリハリをつけることで、長く続けられる。